NIPPON STEEL日鉄溶接工業株式会社

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技術情報溶接Q&A

Q040ペールパックワイヤの矯正機は、どのような時に使うのですか?

高度なワイヤの狙い性を要求される場合です。

一例として、ロボットなどの自動溶接では、溶接前にワイヤの先端を溶接部の開先に当て、ティーチング(記憶)を行います。溶接時はその記憶させた開先形状に沿って自動的に溶接が行われます。

一般的な開先精度ならばワイヤの狙いは現状のままで十分ですが、開先精度がかなり厳しい場合などは、ワイヤの直進性をさらに高め、ティーチングおよびワイヤの狙い位置を高精度に保てます。

特に24時間稼働のロボット溶接には、矯正機の使用を推奨しております